穴吹歯科医院

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院長のひとりごと
2024年4月

2024年4月

先日、テレビで絵本作家たじまゆきひこさんのドキュメンタリーを何となく見ていました。淡路島在住の絵本作家で、版画の手法を使った何とも味わいのある絵が特徴的で、代表作「じごくのそうべえ」は私も知っていました。版画づくりの工程の大変さ、物語のテーマ選び、ストーリー作りへのこだわり等、興味深かったです。そしてこの度、新作「はなみじゃそうべえ」が出版されたとの事です。歯抜き師が出てくるので興味があり買ってみました。
あらすじは、歯抜き師が虫歯ではない歯まで抜いてしまい、修行をしなおすために山に向かいます。そこでクマに出くわし、食べ物を盗られそうになるのですが、クマの虫歯を抜いてあげたことで喜ばれ、クマも交えて花見となりました、といった感じです。とてもほのぼのとした話を版画を添えて書かれていました。何故か不思議と心が暖かくなる絵本です。
実際は、歯を抜くことはとても大変なので、ましてや健康な歯を間違って抜くことはありませんので安心してください。でも治療が思うような良好な結果にならないことはあります。その時は、山に修行にでも行きましょうか。
2024年3月

2024年3月

口や歯に関する慣用句はたくさんあります。
例えば・・・・・ここ2~3ヶ月盛んに報道されている国会議員の裏金問題には 閉口された方が多いと思います。裏金に関わった議員は皆さん口が重く口裏を合わせたように口を濁した答弁で、歯切れが悪く開いた口が塞がりません。 一方、野党は獅子の歯噛みの様子で、口角泡を飛ばして追及するも口八丁手八丁の裏金議員にはなかなか歯が立たずごまめの歯ぎしり状態です。 国会中継で何もなかったように白い歯を見せていた裏金議員を見ていると反省を期待するのは豆腐で歯を痛めるようなものです。解散する派閥もある中、 存続する派閥の長は歯に衣着せぬ物言いで、歯牙にかくるに足りずといった感じですが、さすが大物、何を言っても口は災いの元とはならないようです。 鶏口牛後とは言いますけれども、野党があまりにも少人数なので歯痒い限り、切歯扼腕といったところでしょうか。しかし、 大勢の口にはかなわぬとうやむやにして終わることだけはやめてほしいと口を酸っぱくして叫びたいです。今回の件を良薬は口に苦しと思い、 これまでの政治資金のあり方に歯止めをかけ、口は口心は心といった歯が浮くような答弁ではなく、口叩きの手足らずにならず、 大口を叩かずに真摯に日本の将来を考えてもらいたいものです。
以上、言葉の使い方は合ってますでしょうか。
2024年2月

2024年2月

今年のNHK大河ドラマは紫式部を描いています。吉高由里子さんが魅力的なので見たいなあとは思いましたが、連続ドラマを見続けるのは私には無理なようです。
源氏物語の賢木(さかき)の巻の中に、「…ただかの御顔を脱ぎすべ給えり。御歯の少し朽ちて、口の中の黒みて笑み給える、 香り美しきは、女にて見奉らまほしう、清らなり。」とあります。現代語訳すると「…あの方(光源氏)の御顔にそっくりになってきたようだ。 歯が少し虫歯になって口の中が黒ずみ、笑っていらっしゃる美しさは女にして拝見したい程の美しさ。」です。この人物は桐壺帝の東宮(光源氏と藤壺の不義の子) 、あどけなく可愛い姿を表現し、実の父に似てきたことで複雑な思いを抱いているところです。東宮は将来の天皇候補ですから、 きっと甘いものをたくさん与えられ、虫歯がすすんでいたのでしょう。そういえば、当時の女性は「お歯黒」といって、歯を黒く染めていました。 これはお洒落のための化粧だったのでしょうが、虫歯を予防する効果があったともいわれています。 お歯黒の材料に多く含まれるタンニンという成分が細菌から歯を守ってくれたようです。タンニンは緑茶に入っている成分です。 やっぱり喉が渇いたときはお茶に限ります。でも炭酸飲料をゴクゴク飲みたい時もありますね。
2024年1月

2024年1月

新年あけましておめでとうございます。
今年は辰年です。十二支の中で唯一架空の生き物です。 辰の歯はどんなものか調べようと検索してみるとDragon’s teeth(竜の歯)しか出てきません。 Dragon’s teethとは戦車の移動を妨げるために設置される鉄筋コンクリート製の四角錐の防御用障害物だそうで、第二次世界大戦頃から使われ始め、現在はロシアの陣地をウクライナの戦車から守るために数百キロにわたって造られているようです。 そういえばロシアとウクライナの戦争はまだ続いています。そして、イスラエルとパレスチナの戦争も始まりました。私にはよくわかりませんが、おそらく過去の歴史、宗教等等、各国それぞれ言い分があるのでしょう。 でも、殺し合いで解決しようというのでは、人間は虫けら以下の野蛮な生き物だなと思います。地球温暖化に伴う大変な災害も多く、地球の将来が危ぶまれている昨今、争っている場合ではありません。とにかく、早く平穏な世界になってほしいものです。
今年が皆様にとって良い年になりますようお祈り申し上げます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2023年12月

2023年12月

12月2日に私の母校である広島大学歯学部の13回生の同窓会が琴平温泉で開かれました。数年に一度のペースで開催されており、今回は香川県が当番、で、私が幹事、世話役でした。 4年前に同級生が母校の教授に就任され、是非皆でお祝いをしなければと思いながらも新型コロナ感染症の蔓延で開催予定が遅れ、今回やっとそれが叶いました。 ちょうど卒後40年という節目でもあり、同級生40人の内24人、東は三重県、南は沖縄県と遠方より多くの方に集まって頂けました。 5年ぶりの再会ですので、積もる話に花が咲きましたが、話題は歯科材料や治療方法、治療機器といったところから、少しずつ自分の体調や、仕事の状況、後継問題の割合が増えてきたかもしれません。 皆さん何かしら抱えている悩みもあるようで……。いろいろ考える時期にいることは確かですね。
次回は岡山で3年後の再開を約束して別れました。その時の私の近況報告がどうなりますことやら。せめて今回と変わらない近況報告となるよう精進していきたいと思います。
2023年11月

2023年11月

今年のボジョレヌーボーの解禁日は11月16日です。ボジョレヌーボーとは、フランスのボジョレー地区でその年に収穫されたブドウで作った新酒のことで、その解禁日が11月の第3木曜日。日付変更線の関係で日本はフランスより8時間早く解禁日を迎えるのでワイン愛好家の間では話題になるようです。
でも、もしワイン好きで、毎日のようにワインをたしなむ方がおられましたら、歯の「酸蝕症」に注意が必要です。ワインのpHは約3.4。強い酸性なのでエナメル質が少しずつ溶けていきます。それが「酸蝕症」。エナメル質が溶けると、むし歯になりやすく、また知覚過敏や歯の磨耗に繋がります。ワインに限らず、コーラのような炭酸飲料でも生じます。毎日のようにワインやコーラ等を飲む習慣がある方は、ぜひ、飲んだ後のうがい。そして、フッ素入り歯磨剤で丁寧な歯みがきを心がけて下さい。
ワインはポリフェノールが多く含まれているため健康に良さそうな印象がありますが、歯には注意が必要ですね。そしてお酒ですから飲みすぎにも。
2023年10月

2023年10月

ここ数年「今年の夏は今までにないような暑さだな」って毎年言っているような気がします。この気候の急激な変化はこれからがとても心配ですね。でも、やっと秋の空気になった感じです。
「白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけれ」。 若山牧水の代表作短歌の一つ、秋の夜のしみじみとしたお酒の風情を詠ったものです。「白玉の」は枕詞で、この場合は「白い歯」ということで、その白い歯にすら沁みとおるような味わいの秋の夜の酒は、心静かに飲んでその風情を楽しもう、という意味の歌のようです。秋の夜長にそのような時間が持てるような余裕がほしいものですね。 そして、秋の酒が沁みるような白玉の歯になりたければ「ホワイトニング」という方法もあります。興味がある方はご相談ください。
namihei

2023年9月

9月18日は敬老の日、高齢者を敬う日です。 では高齢者は何歳以上を指すのでしょうか、WHOでは65歳以上と言っているので、私は敬う側か敬われる側か微妙になってきました。 でも、現在の人生100年時代を考えると65歳には少し違和感がありますね。
ところで、サザエさんに登場する波平さんは何歳の設定かご存じでしょうか。54歳だそうです。 びっくりですね、現在の54歳のイメージとはずいぶんかけ離れています。サザエさんの連載が始まった当時(昭和20年代)の平均寿命は65歳にも届いていないので、当時、波平さんはもう充分高齢者だったわけです。 現在の平均寿命はずいぶん延びて、男性81歳、女性は87歳、医学の発達に加え、たくさんのエネルギーを消費して生活環境がよくなっているからだと思います。 しかし一方で、8020(80歳で20本の歯がある方、20本というのは入れ歯を入れなくても食べることのできる歯の本数の目安)達成者の割合は令和4年の調査で52%、まだまだ歯で苦労している方が多いようです。 おそらく、からだの寿命の延びに歯の寿命が追い着いていないのでしょう。歯の健康が全身の健康と密接な関係があることは証明されています。いい老後を過ごすためにも若いうちからむし歯予防、歯周病予防をして、歯がからだの寿命に取り残されないようにしていきましょう。そして、いつまでも高齢者を敬う側でいたいものですね。
2023年8月

2023年8月

歯の治療をする時に座る歯科用椅子が日本に登場したのは明治8年だそうです。 日本の歯科医の開祖と言われている小幡英之助氏が考案したと記録されています。その後、明治時代から大正時代にかけて足踏み式エンジンで機械を動かすようになり、そして昭和に入った頃に現在の形態や機能を持った歯科用椅子が開発されたようです。 それから現在までの進化はそれほど大きなものではなく、一番進化したところは、水平にまで倒れる等可動域が広くなったことで自由な治療態勢がとれるようになったことでしょう。もちろん切削器具の進歩は別として。 この水平診療が可能になることで歯科医師の腰の負担が減り、腰痛持ちの私にはありがたい限りです。
私がなぜこんな話を書くかと言いますと、今月、新しい歯科用診療台を設置しました。右端の診療台の調子が悪くなったので新しいものに交換です。最新の診療台なのでさぞかし座り心地がいいかと思いますので、ぜひお試しください。でも、歯を削られる椅子が心地よい訳がないですね。
2023年7月

2023年7月

暑さが日毎に厳しくなり、冷たいものが欲しい季節になりました。 一番冷たい食べ物と言えばかき氷でしょうか。ところで、7月25日は「かき氷の日」だそうです。 かき氷の別名“夏氷”と“725”の語呂合わせらしいですが、最もかき氷が欲しくなる時期なのは間違いありませんね。 最近のかき氷は昔と違ってやたら大きく派手なものをよく見かけます。一人で全部食べられるのかと心配になります。 そして、歯医者としては、歯がシミないだろうかとも気になります。そうです。むし歯でもないのにキーンと痛い知覚過敏です。 多くの方が経験しているのではないでしょうか。なので、7月25日は「知覚過敏の日」にも制定されました。 確かにピッタリの日ですが、7月25日に何かをする訳ではないようです。
知覚過敏は、歯ぎしり、食いしばり、歯肉の退縮等が原因と考えられており、疲れやストレスの多いときに症状が悪化します。治療としては、壊れたエナメル質への充填、薬剤の塗布や、樹脂のコーティング、マウスピース装着、知覚過敏用歯磨剤の使用といったところです。
知覚過敏でお悩みの方は是非ご相談ください。必ずある程度は改善します。でも、かき氷が平気になるまで回復することを期待されると、私はちょっと困るかも。
2023年6月

2023年6月

6月4日に高松市歯科医師会主催の歯と口の衛生週間行事が開催されました。コロナの影響で4年ぶりの通常開催です。コロナ以前のような来場者数ではありませんでしたが開催できたことだけでも喜ばしいことです。私は今年はフッ素塗布コーナーの担当でした。フッ素塗布をすると歯質が強くなることは広く知られています。でも、車やフライパンなどのフッ素コーティングと似たものだと勘違いされている方が多く、「歯にフッ素塗布をするとどのくらいの期間効果が持続するの」と訊かれることもあります。実際はコーティングではなく、歯の表面にフッ素が取り込まれることで溶けにくい歯質となり、虫歯になりにくくなるのです。そして強くなった歯質は時間とともに元に戻るわけではありません。したがって歯の表面にフッ素が塗布されている時間が長ければ長いほど効果が高くなります。でも、口の中は唾液がいっぱいなので、フッ素を塗布しても短時間で流されてしまいます。なので、年に一回や二回フッ素塗布をするくらいではどれほどの効果も期待できません。本気で歯を強くしようと思われるのであれば、やはり自宅で塗布するのが一番効果的です。そうすれば年に百回でも塗ることが可能ですね。自宅で塗るフッ素ジェル(歯科医院でのフッ素より濃度は低いです)が販売されていますのでご相談ください。
2023年5月

2023年5月

令和5年4月1日までに、マイナンバーカードによるオンライン資格確認が出来るように体制を整えることが義務となっていました。 当医院でもそれに合わせて昨年8月ごろから申し込んでいましたが、全国で歯科だけでも六万件の工事が集中したため、業者さんの工事が遅れ、先日やっと使用可能となりました。宝の持ち腐れにはしたくないので、せっかくです、ぜひマイナンバーカードも保険証として利用してみてください。 メリットは健診情報や薬剤の処方の情報を閲覧できるとか高額療養費や医療費控除の手続きが簡単になるとか、たくさんあるそうです。 (すみません。私がまだよくわかっておりません。)
そして、来年の秋には紙の保険証は廃止すると政府は言っています。どうしてもマイナンバーカードを普及させたいのでしょう。もちろんしっかり普及、定着した後には様々なことに便利になるのだと思いますが、移行期間はいろいろなトラブルが起こるのではないかと不安ですね。
でも使いこなせないと何も便利になりません。使いこなせるようになろうというエネルギーが湧いてこないという方、その気持ち、とてもよくわかります。時代に取り残されないようにしないといけませんね。
2023年4月

2023年4月

「つまようじ」を初めて使ったのはネアンデルタール人で、およそ10万年前だそうです。歯の化石に縦の筋が見られ、硬い楊枝でこすった跡だと推測されています。 日本に伝わったのは奈良時代、仏教とともに伝来したと言われています。 僧侶が常に身に着けておくべきその第一に楊枝が出てきます。心身を清めるのはまず歯や口からということでしょうか。
そして現在では広く普及して、多くの方が歯の清掃用具として用いていると思います。
でも、我々歯科医療に携わる立場から言えば、「つまようじ」は清掃用具とは言えません。 歯の間に詰まった食片を取り除くことは出来ても、歯の間の汚れ(プラーク)を除去することは出来ません。歯と歯の間の清掃用具は歯間ブラシ、糸ようじ、デンタルフロスです。
どんなに歯ブラシで丁寧に歯磨きをしても歯と歯の間は磨き残しだらけです。ぜひ歯間ブラシやデンタルフロス等を併用してプラークコントロールをし、むし歯や歯周病予防を心がけましょう。
だからと言って、うどん屋さんやレストランに歯間ブラシを置いておくのは難しいので「つまようじ」しかないのだと考えてください。そして、「つまようじ」は清掃用具ではなく、たこ焼きを食べるための用具だと思ってほしいです。
2023年3月

2023年3月

トルコ、シリアで大地震が発生しました。大変な被害を見ていると、12年前の東日本大震災が思い出されます。私は遠く離れた四国にいるのでテレビでしか見ることが出来ませんでしたが、ニュースを見るだけで涙したのを昨日のように覚えています。
ところで、あまり知られていないかもしれませんが歯科医師の仕事の一つとして身元不明になられたご遺体の歯牙鑑定(歯の本数や治療痕の確認)があります。 歯はどんな状態になっても残っている可能性が高く、また生前の診療録やレントゲン写真があれば短時間で精度の高い照合作業が可能となります。 37年前に起こった日航機事故の時に歯牙鑑定の重要性が認識され、現在では「法歯学」という一つの学問として位置づけられています。 そして東日本大震災の時には多くのボランティア歯科医師が尽力されたと聞いております。私も今までに二度ほど、生前当医院で治療されたことのある方の身元確認にかかわったことがあります。 とても気の重い仕事です。そのような仕事で私を必要とするようなことが今後起きないことを切に祈るばかりです。
2023年2月

2023年2月

多くの歯科医院がそうであるように、私の歯科医院も予約制です。患者さんの待ち時間を減らすとともに治療時間を充分確保するためには欠かせないことだと思っています。 でも、予約制である限りキャンセルをする方が発生します。ある程度は仕方がないものの、連絡もなくキャンセルをされる方も結構な割合でいます。急に来院された患者さんに「治療時間がとれない」とお断りをした後や、技工士さんに無理をお願いして急いで作ってもらった後にキャンセルが出ると心が折れます。 何とかならないものかと悩んでいるところです。 以前テレビで見たのですが、キャンセルの頻度が多いのは、一番に飲食店、二番に病院クリニック、三番が美容院だそうです。 2018年の経産省のレポートによると。飲食店における無断キャンセル(直前のキャンセルも含む)による被害総額は全国で年間2000億円にものぼるそうです。 とにかくびっくりで開いた口が塞がりません。それに比べれば歯科医院のキャンセルくらい我慢我慢と自分を納得させています。 でも無断キャンセルだけは人間的にどうかと思います。我々歯科医師も人間です。患者さんとの信頼関係は治療を進めるうえでとても大切なものだと考えています。 どうぞご理解をよろしくお願いします。
2023年1月

2023年1月

新年あけましておめでとうございます。
今年はうさぎ年です。調べてみると、うさぎは特有の歯を持っているようです。常生歯と呼ばれ、生涯にわたって歯を形成し伸び続けることです。切歯は一年で10~12㎝伸びるそうです。歯が折れたりしてもすぐに伸びるから良さそうに思いますが、常に歯ぎしりをして長さを調節し続けなければいけないらしいので良し悪しですね。ヒトの歯も伸び続けてくれれば、むし歯になっても削って取るだけで治療が終わり、後は伸びるのを待つだけ、歯医者は楽です。でも髪をカットするように歯のカットに常に通わないといけませんね。
うさぎは月の使いと言われ、「ツキを呼ぶ」と信じられています。今年が皆様にとってツキのある良い年になりますようお祈り申し上げます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2022年12月

2022年12月

歯科の検査に欠かせないのがレントゲンです。 でも、放射線被曝についての心配の声を時々耳にします。原子爆弾や原発事故のイメージがあるのでとても怖いものと感じているようです。 まず知ってほしいのは日常生活でも宇宙などから常に放射線被曝をしているということです。 その被曝量は日本で年間1.5ミリシーベルト(被曝による生物学的影響の大きさの単位)、世界平均では2.4ミリシーベルトと言われています。 一方、歯のレントゲン写真は1回の撮影で0.01ミリシーベルト、およそ2日間生活したときに浴びる自然放射線量と同等です。 そして鉛の入った重い防護エプロンを着用すればさらに被曝は微量となります。でも、とりわけ妊娠されている方はやはり心配に感じると思います。 胎児に影響が出ると考えられる被曝量は250ミリシーベルト、それに達するには防護エプロンなしで1万回以上の撮影が必要だと報告されています。 おそらく、防護エプロンを着用すれば1回の撮影での胎児の被曝量は、公園で2~3時間散歩した時の被曝量よりも少ないかもしれません。 レントゲン写真を撮らずに歯科治療を進めることは不可能な場合も多いです。もちろん無理強いはしませんが、過度に心配なさらずに安心して受診してください。
2022年11月

2022年11月

先月の「院長のひとりごと」でバスケットボールの試合中に歯が折れた話をしました。 折れたのは体育の授業中、生ぬるい試合での出来事でした。 したがって、ボクシングや空手のような競技だけでなく、相手と接触するスポーツには常に外傷のリスクがあるということです。 そこで、コンタクトスポーツではマウスガードをつけることが推奨されています。強打による歯の破折や脱臼、唇や舌の負傷を軽減させる効果が期待できます。 そして、歯を守るだけでなく、マウスガードを噛みしめることで強い瞬発力を生み出し、集中力を高めることも明らかになっています。 そのため、相手とのコンタクトの少ないスポーツ、例えばゴルフや野球、重量挙げ等でも使われ始めているようです。 マウスガードはスポーツ用品店でも販売されていますが、「嚙み合わせ」を考慮していないマウスガードはオーダーメイドで作られるものと比べてお口の保護能力は十分の一といわれています。 試してみたいという方はご相談ください。でも、歯を守ることは保証しますが、競技能力の向上の方は保証しかねますが・・・。
2022年10月

2022年10月

私が高校生の頃、バスケットボールの試合中に相手選手の肘に激突して右上の中切歯を折り、差し歯になりました。 その差し歯の変色が気になっていたので今回作り変えました。 自分で自分の歯を削るのはさすがに難しいので大学の後輩の先生にお願いして、後の型どりや仮歯作り、出来上がった差し歯の調整等、全て鏡を見ながら自分でやってみました。 なかなか大変な作業でしたが写真のように仕上がりました(隣の歯と比べると少し白いかな)。 ちょっと贅沢にオールセラミッククラウンです。時代の流れはメタルフリー、なかでもセラミックは審美性や変色の面から考えると他の材質を凌駕します。 自分の歯の色や差し歯の変色で悩んでいる方はご相談ください。でも、保険が効かない治療法なので高価です。 そして、保険の差し歯より歯そのものの寿命が延びるというわけではないので、選択には悩みますね。
2022年9月

2022年9月

今、新型コロナウイルス感染症の第7波の真っ只中です。 あまり重症化しないとはわかってはきたものの、これほど感染者数が多いと以前よりストレスは大きいかもしれません。 仕事もプライベートも我慢を強いられていることと思います。そのせいか最近TCHの症状の方が多いような気がします。 TCHは以前にも書きましたが「かみしめ癖」や「食いしばり癖」と呼ばれるもので、主に過緊張状態が原因で生じ、知覚過敏や歯周病の悪化等の症状を引き起こします。 噛むと痛い、冷たいものがしみる、歯が欠ける、歯肉が腫れる、詰め物がとれるなどなど様々な症状が考えられます。 ではどうすればいいでしょうか。一週間くらい温泉につかりながらボーっとのんびりするのがいいかもしれません。 「そんなの無理に決まってるでしょ!」って方はマウスピースをお勧めします。 寝ている時やパソコンなど集中して何かをしている時に使うと効果があると思います。 騙されたと思って作ってみるのもいいですよ。いろいろな症状が軽減するかもしれません。
とにかく早く感染症が落ち着くのを祈るばかりです。
2022年8月

2022年8月

受診されたことのある方はわかるかと思いますが、玄関の階段横にクロガネモチの木を一本植えていました。 その木が病気なのか歯が枯れてしまい、薬を散布しても治らないのでこの度伐採しました。このところの異常気象が影響しているのかもしれません。人間同様木も住みにくい地球になっているのでしょう。
そして新たな木を植えようと考えたのですが、長い年月の間に根が広く張っているため、それも叶わず、思案の末、切り株を歯のモニュメントで覆うことにしました。 でも、そんなものは売っていません。そこで自分で作ることにしました。右下第一大臼歯の像です。 気分はイサムノグチさん状態です。来院された時にはご覧になってください。もし置いていなければ、壊れたんだと思ってください。何しろ素人の作品ですから。
2022年7月

2022年7月

梅雨時期は歯周病が悪化しやすいという報告があります。岡山大学の森田先生らの研究グループが、歯周病の原因不明な急性化と、気象状況を照らし合わせて解析した結果、「気圧の急激な変化」と「気温の急激な変化」が、歯周病の急性化の引き金のなっていることを報告されています。 気象変化によって生態の恒常性のバランスが崩れ、免疫力が低下することが要因のようです。 そして、歯周病の急性化が起こるのは気象変化があってから1~3日後、この遅れは、免疫反応を起こし歯周病菌が増殖し炎症を起こす時間だということです。 今の時期は、梅雨前線や低気圧の通過後が要注意です。いつも以上に口腔ケアを心がけましょう。 もちろん歯周病のない健康な歯茎は、低気圧ごときで痛むことはありませんが、40歳以上の日本人の歯周病罹患率は8割を超えます。他人事ではありませんよ。
2022年6月

2022年6月

先日、5月28日に穴吹歯科医院が35周年を迎えました。 長かったようにも思いますが、開院した日がついこの間のようにも感じます。 多くの方々のおかげで無事迎えることができました。ありがとうございます。 振り返ってみると、この35年間に正職員、パート職員、学生アルバイトすべて含めると、40人ほどのスタッフに支えて頂きました。 そして、歯科材料屋さん、医薬品屋さん、外注の技工士さん等お世話になった方は数え切れません。 あっ。それからこんな歯医者でもいいと通ってくださる患者さんにも。皆さんに改めて感謝です。
写真は35年前の開院直前のものです。 周辺の町並みが写っていないのが残念ですが、田んぼばかりで、現在とはずいぶん違った景色でした。ちょっと懐かしいですね。
35周年は結婚でいえば珊瑚婚です。 長い年月をかけて成長する珊瑚に見立てるとともに、35が「さんご」と読めることが由来のようです。 私が35年間成長できたかどうかは怪しいですが、40周年に向けて、さらに成長出来たらと思います。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
2022年5月

2022年5月

駐輪場付近に写真のような「敷地内禁煙」のサインプレートを掲示しました。 以前から掃き掃除をする度にしばしば落ちている吸い殻が気になっていたためです。 タバコは歯周病を悪くする因子です。喫煙をする人はしない人より6倍速く歯周病が進行すると言われています。 タバコは歯医者の敵です。敷地内禁煙は当然ということになります。ぜひ愛煙家の方もご理解ください。 現在日本の喫煙率は、以前より減少したとは言え約16%です。 そして、喫煙による経済的損失は、健康被害による医療費(歯科も含む)が全国で年間1兆7千億円、その他喫煙に起因する病気に伴って必要となる介護費、吸い殻清掃費、タバコ火災の消防費用など3,600億円という試算が出ています。考えただけでとても馬鹿らしいです。早くタバコのない社会になることを切に願っています。 少なくとも子供たちも含め多くの人が集まるコンビニエンスストアにタバコを陳列するのだけは早くやめていただきたいものです。
2022年4月

2022年4月

ほぼ2年に一度の診療報酬改定がこの4月1日に行われました。一番の目玉はCADCAMインレーが保険適用となったことです。CADCAMとはComputer aided design Computer aided manufactureの略で、コンピューターが設計して、そのデータを基に3次元切削加工機がブロックを削り出して作る歯の色の詰め物です。今までは歯をすっぽり覆う被せもの(クラウン)だけに認められていましたが、部分的な詰め物(インレー)にも適用されることになりました(いろいろ条件はありますが)。従来のプラスチックの詰め物より丈夫で、金属アレルギーの方や銀色のメタル色を避けたい方には朗報です。ぜひ選択の一つに加えてください。
ところで、まだロシアとウクライナの戦争が続いています。コロナの終息も見通せない中先行きがとても不安です。歯科用に最も多く使用されている金属は金銀パラジウム合金です。金やパラジウムはロシアが世界でも有数の生産国だそうなので、今後、歯科医療の分野ではメタルフリーへの動きがますます加速されるでしょう。
2022年3月

2022年3月

先日、香川県歯科医学大会が開催され講演を聞いてきました(オンライン参加です)。 テーマは口腔乾燥症。確かに現在悩んでいる方が多いように思います。 気を付けなければいけないことは、口腔乾燥症は単に口内が乾くというだけでなく、舌の痛み、虫歯の多発、味覚の異常など様々な症状となって表れるということです。 そして、困ったことに原因は唾液腺機能が低下する疾患や糖尿病、薬剤の副作用、放射線治療、ストレス等、いずれも解決しないことばかり。
対処法は薬物治療,含嗽剤、保湿剤、唾液腺マッサージがまず挙げられますが、唾液腺をマッサージするだけではなく、舌や口の周りの体操(あいうべ体操やパタカラ体操等)も併せてしないと効果的が期待できないようです。とても難しい疾患ですが、お悩みの方はご相談ください。相談に乗るだけになるかもしれませんが・・。口が乾くとウイルス感染もしやすくなります。今の時期は特に口内の保湿に心がけください。
2022年2月

2022年2月

バレンタインデーにスタッフからチョコレートを頂きました。女性に囲まれて仕事をしていますので、毎年気を使ってくれています。ありがとうございます。
ところで、テレビのCMで耳にしたのですが、「甘いもの好き」のことを英語でsweet toothというそうです。直訳すると「甘い歯」、何だかとろけそうな歯です。やはり昔から甘いものは歯にリスクがあると考えられていたからでしょうか。語源を調べてみると、toothには「歯」という意味のほかに「食べ物の好み」という意味もあるとのことです。考え過ぎでした。でも当然リスクはあります。歯磨きは食後と寝る前と決めている方も、チョコレートのような甘いものを食べたら、すぐに歯を磨きましょう。また、甘いコーヒーやジュースが好きなsweet toothな方は飲んだ後にせめて口をゆすぐよう心がけた方がいいですね。
2022年1月

2022年1月

新年あけましておめでとうございます。
一昨年、昨年と、新型コロナウイルス感染症のため大変な年が続きました。早く平穏を取り戻し、新しい年が皆様にとって素晴らしい年になりますことを切に願っています。
ところで、お正月の三が日に、硬い食べ物を食べて健康長寿を願おうという「歯固めの儀」という行事があるようです。これは、平安時代に、長寿を願い、天皇に固いものを謙譲することから始まったそうです。今、我々歯科医療の立場から8020運動をしきりに展開していますが、歯の健康が長寿に繋がるということは平安時代からもう認識されていたのですね。
赤ちゃんが生まれて100日目に行われる「お食い初め」の儀式も「歯固め」とも呼ばれるもので、生きるために健康な歯は欠かせないということの証です。
今年も、皆様の歯を大切にするために、少しでもお手伝いが出来ましたら幸いです。
2021年12月

2021年12月

一度行ってみたかった直島に行き、家プロジェクトを見てきました。家プロジェクトというのは、古い家を作家が芸術作品に造り替えたものをいくつか展示しているものです。その中に「はいしゃ」という作品があります。大竹伸朗という作家さんが、かつて歯科医院だった家に思いのままに廃品や鉄塔など様々なものを取り付け、ペインティングして現代アートに仕上げています。夢の記憶を辿るプロセスを形にしたものだそうです。題は「はいしゃ」ですが歯科医院を改装したというだけで、歯を連想させるものではなく、唯一、作品の家の周りの塀に金歯や銀歯や歯の模型がたくさん埋め込まれていました。これがとてもリアルで感心しました。でも、私には現代アートを理解するのはなかなか難しいようです。
2021年11月

2021年11月

学校歯科医をしている太田南小学校の学校保健委員会に参加しました。参加と言ってもこのご時世、リモート参加です。事前にビデオメッセージを診療室で撮影をしました。コロナ禍での歯磨きの仕方や口呼吸の弊害についてのカメラの向こうにいる児童へのメッセージです。撮り直しが可能と言ってもカメラ目線で原稿を読まずに滞りなくしゃべるのはなかなか難しいですね。長いセリフを演技しながら話す俳優の皆さんを改めて尊敬してしまいました。特に撮り直しが出来ない舞台の俳優さんの集中力は計り知れないものがあります。とても私には俳優は務まりません。あっ、それはセリフを言えるかどうか以前の問題ですね。
2021年10月

2021年10月

この頃、急に風に秋を感じるようになってきました。そしてこの季節になると姿を見せる花があります。そう、彼岸花です。この彼岸花にはたくさんの別名があるそうです。「曼殊沙華」は有名ですが、他に「幽霊花」「地獄花」「痺れ花」「火事花」「舌曲がり」「捨子花」、そして「歯欠け花」とも呼ばれるそうです。茎だけで葉っぱが欠けているからのようです(どうして葉が歯に変わったの?昔から歯はよく欠けていたの?)。何やら不吉な名前が多いのは、根に毒性があるため子供に注意を促すためらしいです。確かに、色、形、佇まいともに存在感があり、人目を引く花であることは間違いありません。
もし歯が欠けたら、痛くなくても、困っていなくても、ぜひ受診してくださいね。放っといて後でおとましいことになることもありますよ。
2021年8月

2021年9月

香川県でも連日多くの新型コロナウイルス感染者が出ております。高松市民にとっては今が一番リスクが高い状態ではないかと思います。歯のクリーニングなどの不急の受診は少し延期していただいてもかまいませんので、遠慮なくおっしゃってください。
ところで、このホームページのスタッフ紹介の私の写真を十数年前から替えていませんでした。どう見ても別人です。この度更新をしました。左が以前の写真です。危うく詐欺になるところでした。
2021年8月

2021年8月

開催の是非が問われた東京オリンピックではありますが、ひたむきに頑張っているアスリートをテレビで見て目頭が熱くなったりしている今日この頃です。
ところで、歯とスポーツは密接な関係があると言われています。嚙み合わせが悪いと身体全体のバランスやフォームが崩れパフォーマンスの低下に繋がってしまいます。また、スポーツをするときには瞬間的にとても強い力で食いしばります。歯が健康でないとその力を支えきれないので運動能力にも影響してきます。イチロー選手は一日5回しっかり歯磨きをしていると聞いたことがあります。どんなに歯の健康に気を使ってもオリンピック選手やイチロー選手のようになれるわけではありませんが、気づかないところで歯の健康が身体の健康に繋がっていることは確かなようです。
新型コロナウイルス感染症の蔓延が不安ではありますが、束の間、それを忘れてテレビの前で日本選手を応援しています。
2021年7月

2021年7月

本格的な夏到来です。暑い日は冷たいざるうどんが欲しくなることが多いと思います。
讃岐うどんの美味しさは麺の「こし」にあることは言うまでもありません。単に硬いのではなく、麺の表層から中心にかけての微妙な硬さの変化とそのバランスが織りなす「こし」はうどん好きにはとても大切なものです。この歯ごたえの感覚は歯の根を覆っている歯根膜の圧力を感じるセンサーと咀嚼筋(噛むための筋肉)の中のセンサーで感じます。うどんが歯に当たったことを歯根膜のセンサーが知覚し、その時の咀嚼筋にかかる力を筋肉のセンサーで知覚します。それらの情報を大脳で総合的に判断されてうどんの「こし」がわかります。たとえ虫歯で神経を取ったり、詰め物や被せものをすることになっても歯根膜は生きているので「こし」はわかりますが、入れ歯になってしまうと「こし」を味わうことは難しくなります。
最近、美味しいうどん屋さんをみつけました。でも歯根膜がない方にはこのお店の良さはわからないでしょう。とにかく歯は大切にしてください。
2021年6月

2021年6月

歯の詰め物やかぶせものの銀歯、何の金属で作っているかご存知でしょうか。 一般に保険診療で使われている金属は金12%、パラジウム20%、銀46%、銅20%の合金です。 そして、金やパラジウムの価格はご存知でしょうか。現在の社会不安も原因しているのか貴金属の価格が高騰しています。 金1gが8000円近く、また、パラジウムも1gが約11000円まで高騰しています。 それに伴い歯科用合金の価格も上昇し、歯科治療費の窓口負担も高くなり、申し訳ないなと感じているところです。 たかが銀歯ですが、貴金属だと思って大切にして頂きたいと思います。 患者さんに「今日入れた銀歯、何年くらい持つかな」とよく聞かれます。なかなか難しい質問です。 なぜなら、その歯の状態によりますし、また、外れてしまうのは別として、銀歯がダメになるというより何かしら歯が悪くなって再治療や抜歯となる場合がほとんどです。 長持ちさせるにはやはり虫歯予防、歯周病予防しかありません。歯磨きをしっかり続けていきましょう。
2021年5月

2021年5月

新型コロナウイルスのワクチン接種が始まりました。とは言っても、優先接種をしようとしている高齢者や医療従事者でさえ、まだまだ僅かの人しか行えておらず、一般の方はいつのことやらといった感じです。ワクチンが足りないことと、接種するマンパワーも不足しているそうです。そこで厚生労働省は歯科医師も2時間程度の研修でワクチン接種ができるよう特例を認めることにしました。もし依頼されることになればしっかり研修して少しでもお役にたてればと思います。でも間違って歯肉に注射したら効果はどうなのでしょう(笑)。
ところで、日本製のよく効くワクチンの製造はまだまだなのでしょうか。これから先、どんな新しいウイルスや病原菌が流行するかわかりません。この分野の強化が望まれますね。
2021年4月

2021年4月

春、とてもいい季節になりました。でも、入学、進学、転職、転勤等々何かとストレスのかかることが多い季節かもしれません。そして今年はコロナのストレス。ヒトはストレスが増して精神が緊張すると噛み締め、食いしばりをするようです。TCH(Tooth Contact Habit)と呼ばれる癖で、いろいろな悪影響が出ます。歯の症状で一番多いのは知覚過敏、冷たいものがしみるようになります。確かにこの頃そのような患者さんが多いような気がしています。リラックスすることは難しいですが、知覚過敏処置やマウスピース等症状を和らげることは出来ると思いますのでご相談ください。
2021年3月

2021年3月

先日、保健センターでの三歳児歯科健診に参加してきました。
新型コロナウイルス感染症のため、現在はこんな格好で健診をしています。たかが歯科健診なのですが、何やら難しいミッションを遂行している感じに見えます。「今から何をされるのだろうか」といつもは泣かない子供も怖くて泣きます。早く平常にもどりたいですね。
2021年2月

2021年2月

連日、高松でも新型コロナウイルスの感染者が出ています。
今は気温が低く空気が乾燥しており、一番感染リスクが高いと思います。出来る限りの注意を払いましょう。
国会では新型コロナウイルス感染者の入院拒否に罰則をという議論が出ていますが、感染者への偏見に繋がらないか心配です。
昔、ハンセン病の患者さんを科学的根拠もなく差別したあやまちを繰り返してはいけません。
2021年1月

2021年1月

新年あけましておめでとうございます。
昨年は新型コロナウイルス感染症のため大変な年になりました。世界中でたくさんの方が亡くなり、病気で苦しみ、そして生活に苦しんでいます。こんなことが起こるなんて、神も仏も存在しないとしか思えないですね。昨今の異常気象も含めて何かの警鐘かもしれません。とにかくこの感染症が早く終息することを祈りたいですが、さて、どなたに祈ればいいものでしょうか。
ところで、インフルエンザ予防に口腔ケアが有効だと言われています。おそらく新型コロナウイルスの感染予防にも多少なりとも効果はあるはずです。歯磨きもおろそかにせず感染には十分注意をしていきましょう。
早く平穏を取り戻し、新しい年が皆様にとって素晴らしい年になりますことを祈っています。いえ、切に願っております。


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